丁寧な説明 と丁寧な手順での説明の違い

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その手間を 惜しんだ結果 更に手間(挨拶)

組織で新しい施策を実施するときには説明を担当させてもらったりしてます

施策の重要性をご理解してもらったり、質疑応答させてもらったり自分なりに落とし込む時間として使っていただいたり

そのときに丁寧な説明を心がけるべし、というのはその通りなのですが
それ以上に丁寧な手順での説明を心がけるのも大事な気がしてきました

■丁寧な説明
説明するときに丁寧な態度/話し方で説明をすること

■丁寧な手順での説明
説明をする機会を丁寧に設けること

相手に丁寧に説明することはとても大事なことなのですが、
下手すると説得のゴリ押しになってて「俺の説得で快諾してくれた!」という感触が
「ずっと同じこと話しててウザいんでハイハイ言ってたらOKと誤解された」みたいなこともありまして…
相手との関係性やトークスキルとかによって結果が左右されるのも悩ましいところ

一方、丁寧な手順での説明は、施策を実施する前に
 1. 情報を関係者が見れるところに公開
 2.上記公開内容を個別に説明
 3.不明点等があれば再度説明する機会を設ける
みたいなステップを踏みます

モノによっては先に伝えておきたいメンバー(その後疑問点を答える立場になるメンバーや施策の利害関係者)に2を実施した後で、改めて1〜3を実施したりします

あまりに簡単な内容であれば1だけでOKですが 事象が複雑だったり影響範囲が広かったり不安を感じる場合はできれば2を。稼働的にどうしようもないときとかはせめて3があることをお伝えすることがオススメです

資料を公開して見てもらうだけでよいのではー。という気持ちになることもあるのですが
発信側や受け取り側のスキルによって理解度が変わったり、ひどいときには誤解によって信頼関係が悪化したりしちゃいます
なので影響範囲が広そう/大きそうな場合はどんなに忙しくても1〜3と丁寧に手順を踏んで説明するようにしてます

一度壊れた信頼が元に戻るのには長い長い年月がかかるのですよ…(遠い目)