オフィスが空いていない2018 https://www.e-miki.com/market/tokyo/
オフィスの空室率が下がり続けております
新宿区で1.58%、渋谷区で0.84%という空室率のため、オフィス移転したい場合に物件を選り好んで移転できる状況ではなさそうです…
特に急成長のベンチャー起業さんの移転問題は深刻そう…
応援…╭( ・ㅂ・)و ̑̑
というわけで物件は空いてないけど会社はありがたいことに成長しちゃう
そんなときのしのぎ方を書いてみます
アネックス(別館)を追加で賃貸
既存オフィスはそのままで、既存オフィスより小さい(1/3程度)オフィスを追加で借ります 既存オフィスの一部機能(会議室や組織の一部)を移転させます
メリット
全移転と比べ適正サイズ増加分だけの追加賃料でよいので割安 小さめの物件は比較的空きがちなので獲得難易度も下がりがち
デメリット
マネジメントが希薄になり文化断絶や部署最適が進む可能性も アネックスがボロいとかで社内格差がヘイトたまりがち 既存オフィスから遠い場合、移転させた機能の利用率低下 初期コスト(敷金・礼金・什器)が発生 電気ガス水道等の契約手間が発生
コワーキングスペースとかシェアオフィスに追加で入る
会社の一部機能をコワーキングスペースとかシェアオフィスに移転します 固定席が不要な営業部門をコワーキングスペースに移転したり、社長室をシェアオフィスに移転したりします
メリット
全移転と比べ適正サイズ増加分だけの追加賃料でよいので割安 敷金や礼金不要で単発支出がほとんどありません 什器や電気、インターネット環境が準備されており手間や投資が少ない シャレオツだったり仮眠室、シャワーがあったりと設備が良い場合も
デメリット
マネジメントが希薄になり文化断絶や部署最適が進む可能性も 既存オフィスから遠い場合、移転させた機能の利用率低下 社内格差がヘイトたまりがち
レンタル会議室でしのぐ
全体会議用などの大きめ会議をするときだけレンタル会議室を借りて、既存の大きな会議室を執務スペースにします
メリット
利用率の低い場所が減るため稼働率が向上
大きめの会議室サイズを好きなように選べる
デメリット
レンタル手間がめんどくさい レンタルしようと思ったら空いてない/遠い とかでツラい 社内格差がヘイトたまりがち
倉庫的なスペースを社外に
社内の倉庫的なスペースを外部サービス/賃貸で代替します
メリット
適正サイズ増加分だけの追加賃料でよいので割安
倉庫サービスによっては画像で中身を管理できたりしてむしろ便利に
デメリット
セキュリティ的に外に置くには不安なものは置けない
荷物の出し入れに数日かかったり、会社から遠い場合手間が増大
人気薄の物件に移転しちゃう
2年後にビル解体予定とかイマイチ人気が出なさそうな立地/設備のビルに移転します
より良い条件のオフィスがでてきたタイミングでそちらに移転できるよう虎視眈々と狙います
メリット
賃料が安い場合が多いのでお得
一定期間での悪条件であれば我慢できることも
デメリット
全移転の手間が大変
敷金/礼金/保証金が発生し、初期コストが高い
2年後にオフィスが見つからなかった悲劇
これまで新築オフィスばっかりだと都落ち感が出てツラい
で、実際のところ
アネックス
うまく行きませんでした…トホホ
そのときは会議室機能をアネックスに設けました
徒歩3分くらいで立地は悪くなかったのですが
事務所出る→エレベータ待つ→エレベーター乗る→降りる→歩く→信号待つ→渡る→階段上がる→扉開ける→アネックス
これがもうめんどくさい…
たかだ3分ですが荷物持って動いて戻るとなるともうめんどくさい
またオフィスも古く設備もクラシカルだったため、そこに好んで行くことはなく静かに廃れていきました…ごめん…
シェアオフィス
集中して考える場所を作る。という意味ではとても良かったです
自社と離れることでフラットな発想や会議ができる良さがありました
ただ社内の雰囲気の肌感が下がるマイナス要素もあり悩ましいところ
結局
既存オフィスの役員から固定席を無くしていき…
会議室の片方を潰し…
だんだんと机の間隔が狭くなり…
空気が薄くなり…
ストレスがたまり…
といったタイミングで新しいオフィスが見つかって速攻移転しました
(オフィス仲介してくださって大感謝しかない…)
ちなみに人口密度が高いとワイワイ感といいますか成長してる/盛り上がってる感に勘違いしちゃうこともあるのですが、しのげる期間はストレス的にたいして長くないです
良い不動産屋さんとつきあったり、他企業の社長さんと仲良くなって公知される前に居抜きや移転情報が入るようにしとくなどの対応で次のオフィス情報を取り続けることが大事そうです