360度フィードバックやってみました@役員向け

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長年ひっそりと温めていた360度フィードバック@役員向けをついに実施できました! やった!ありがとうございますみなさま!! これ結構記入に時間かかるんですよね…やってくださって本当にありがてぇありがてぇ…

今回は同僚(役員同士)、チームメンバー、関連性の深いメンバーと属性分けしてフィードバックしてもらいました。いやーそれぞれの属性と自分自身がつけた数値の差がもう意味深でもうツラい

さて久しぶりにがつんとフィードバックをもらう体験をしたわけですが、これがもう色んな矢が自分に向かっている感じといいますか既に刺さってる感じといいますか、それを真摯に受け止めないと今後の成長ないよね…っていう絶望感とツラミと戦うと言いますか…

さて今回は試験的に導入してみた360度フィードバックをどんな感じで実施したかとそれの感想を書いてみます

360度フィードバック内容

概要

役員のパフォーマンス向上のための調査
役員部下/同僚/接触の多いメンバー に同一設問で無記名調査を実施

対象者

部下
同僚(役員)
他チーム関係性高いメンバー

利用ツール

Googleフォーム
結果を管理部の一部メンバーのみで確認&集計

質問

役員に必要そうな行動例について、どの程度実施しているかを選択式
フリーコメント

結果共有

役員全員に役員全員分の集計データを共有

導入しての感想

フィードバックもらうのツラい

定期的に評価受けるとか、もうツラいっすよねほんと…いやもう…ホントこれ…
うかがってみると経営層ほどこういうフィードバックをもらいたがらない傾向があるそうで…
そういうの良く聞きましたので、まずは経営層からやってみましたがいやーまぁツラい。覚悟してたけどツラい
でも意外とフィードバック見るの楽しいし、行動変容がないと先に進めないのも重々理解
受け止めよう我ら(決意)

本音言いにくいツール選定だったかも

Googleフォームなんで無料で導入しやすい反面、社内の一部メンバーに無記名とはいえ生データが見られてしまう悩ましさ
並行して記入したかの確認を別Spreadsheetでやってたので、どの時間に書いた人がこの人だ!みたいなのがじっくり見れば分かっちゃう…本音がしっかり書きづらかったメンバーもいた模様
社内メンバーが絡まない有料外部サービスの方が良いかも

フリーコメントで攻撃力あげちゃうパターン

「どうせ無記名だし、こういうときに言ってあげないといかんでしょ」
みたいな気持ちのもと本来届かせたい内容よりも攻撃力をもってコメントする方がちらほら。ただほとんどの方が「普段良いと思っていること」「できれば改善することが望ましいと思っていること」を書いていてみんなリテラシー高いなーと思いました。ステキ
今後の導入については「すべてプラスなことしか書かない」とかでも良いかもと思いました。
書かれていないことは評価されていないという新しいツラミを味わう体験をあなたに!

設問の理解度に差

選択式の設問には「普段その行動取ってるかよく分かんなかったらパスできる」こともできたのですが、パスはせずになんとなく良くわかんないから高め/低めをつける例もあったようです また設問毎の意味合いをしっかり記載してなかったので、「うーんよくわかんないけどとりあえず4!」みたいな記入の仕方もあったっぽい。今後の課題

自分の数値と各部署の中央値の差がカギ

平均値は1人が高く/低くつけちゃうとブレブレになっちゃう数字なので微妙
なんとなくの傾向ですが「Aさん嫌い!Aさんにひどいことされた!」って方がフィードバックする場合、Aさんのすべての数字が低めに出る傾向がでますし「Aさん万歳!」的な場合は妙に高かったりして平均値は使うのあまり適してなさそう
なので今回は自分自身につけた数値と属性の中央値の差、およびその絶対値を注視することにしました
同僚からは評価高いのにチームメンバーから評価低かったりするのも味わい深いですし、ほぼ全員の数値が揃っていて心が痛くてツラいこともあるわけで嗚呼

疑心暗鬼&犯人探しゲーム

「俺の数値をこんなに低くつけやがってあの部署!!」とかフリーコメント見て「あいつは本当に分かっていない!」とかやっちゃいがちですが、これ誰も救われませんのでオススメしません(けど、ついつい考えてしまいます…私も…)
なのである程度のリテラシーがないと360度フィードバックを受けて自身のパフォーマンス向上につなげるのは厳しそうだなという感想でした 事前に説明会したりとかも大事かもです
あと結果を見るときはコンディション整えてから見るとか。冷静に一緒に見てくれる人をつけるとか

フリーコメントが書かれない

これが一番どういうメカニズムなのか悩みました。たのしい
普段からコミュニケーション取れてるから別に出てこないのか、コメントすると色々マズいことがありそうなので書いてないのか。そもそもコメントめんどくさいので全員に書いてないとか。書いても変わってくれそうにないから書かないとか

露出度による評価の差

例えば「自分の言葉でビジョンを語っているか」みたいな設問の場合、社内にそういう機会がある方は高めであんまりない人は低めとかでちゃう
実はそういう機会があるけど低いパターンだともうなんだろう胃が痛い…ツラい…

フィードバックもらうのツラい

フィードバックもらうのツラい(2回目)
薄々自分が感じてることが明らかに数字でもコメントでもいただくツラみ
自分では全然出来てると思ってる項目と他者評価がめっちゃ乖離しているツラみ
「お前は分かってないからこんなことを書くんだ!」
「もっとアピールできるチャンスがあればこんなこと言われない!」
「ほら、俺を分かっている人もいる!(最高値見ながら)」
ってやると瞬間心が楽になるのですが、恒久的には楽にならないので真摯に向き合わないといけないのでしょうね…ああツラい…でも恐ろしくありがたい…
会社の成長のためにも役員が成長していなかいとね…変わらなきゃ(日産)…
でも胃が痛いし、これ行動変容しない限りずっと胃が痛いし、クリアしても次の課題が出続けるしの輪廻

今後

フィードバックは役員陣には痛いけど必須な刺激だと思いますので、また1年後くらいご協力お願いしたい思いです。ただ今のやり方だと一人あたり記入に20〜30分くらいかかるのでどこまで負担を下げて有意義なものにするのかが課題になりそう 受け取り側と記入側のリテラシー向上もセットの施策が良さそうです

(ちなみに自分へのフィードバックを受けての感想)

とにかくコンディションを整えること。今以上に高く、なるべく常時

プロレスの神様カール・ゴッチさんの言葉が胸に響きます…

私に得意技(フェイバリット・ホールド)はない。 なぜならすべての技はその状況に応じて同じように使えるべきだからだ。 だが、敢えてフィニッシュホールドを挙げろといわれれば、私のフィニッシュホールドは「コンディション」だ。(カール・ゴッチ

ゴッチさんすげぇや…