組織が50人超えるためにやったこと 〜経理の省力化〜

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ちっちゃい会社の経理は楽に越したことはない

ベンチャー組織にとって管理部門はコンパクトであればあるほど支出が少なくて最高
ただ一定以上の価値を出さないとただコスパが良いってだけでは本末転倒になります

なので正しく→速く→楽に を如何に少人数で短時間で行うことが望ましいなとおもってます
できれば同じ業務を2名以上ができると最高。休みやすい環境最高

今日は小さい会社の経理の省力化について書きます

小さい会社の経理

小さい会社の経理というと
・定期的に銀行ATMに通帳記帳
・その記帳内容をもとに会計ソフトに仕訳を含めて手入力
というのがまだ多いと思います

また精算用の現金を準備するために定期的に銀行やATMに行く必要ができます
小銭を揃えるために両替したり。毎月の納税で申し込み用紙に捺印して通帳もって銀行行ったり

そして銀行で待つ時間が本当に馬鹿にならない。めっちゃ不毛。
月末とか不毛度が加速していきます…朝行ってお昼過ぎて帰社するのも普通…

最近は素敵なソフトウェアやAPI連携によってこういう手続きの大部分はwebで完結するようになりましてテクノロジー最高!という気持ちで過ごしています

使ってるソフトウェア

MFクラウド会計

マネーフォワードさんの企業向けクラウド会計システム freeeさんに比べると「経理っぽさ」が強いので簡単過ぎない入力インターフェイスが心を落ち着ける
銀行システムとのAPI連携により仕訳データはポチポチせずとも勝手にデータ入力されてますし過去仕訳から自動仕訳してくれたりと使い込むことでより楽になる印象
ただ監査的な機能は弱いので上場目指す会社さんとかだと若干トリッキーなフロー導入が望ましい
「上場を目指す企業にもオススメ」Wantedlyが会計ソフトにMFクラウドを選んだ理由|BIZ KARTE
あとシステム利用料めっちゃ安い(ベーシックプランで32,780円 /年)

MFクラウド経費

マネーフォワードさんのクラウド経費精算システム
Suica/PASMOを定期的にカードリーダーにかざすと利用データが個人アカウントに登録
クレジットカード登録すると利用データが個人アカウントに登録
上記利用データの内、会社利用分をチェックして申請することで月イチ精算
精算は翌月銀行振込しますので社内に経費精算用の小口現金準備が最小になってすごく楽
またシステム連携してますのでこの精算はすべてクラウド会計ソフトに自動登録されます
利用料は500円/人 使った月だけ課金されます
自社では経費精算する人が大体決まっているため、その人にアカウント登録して使ってもらってます

各種webバンキング

MFクラウド会計にAPI連携設定することで定期的に会計ソフトにデータ入力
自社では週に1、2回データ取り込みしてます
専用のデータ取り込みソフトウェアを週明けと末にポチポチ

いまの経理作業

会計ソフト

・週1,2回webバンキングからクラウド会計ソフトにデータ連携
・入力されたデータを元に届いた請求書と見比べつつ仕訳
クラウド経費システム精算した内容は自動で会計ソフトに記入されてる
・ごく一部の現金精算のみを手でぽちぽち入力

経費精算

・毎月5日までに前月分の経費精算をシステムから申請してもらうようにおねがい
・毎月10日めどに経費振込するように処理(銀行振込データもAPI連携で楽ちん)
・経費精算頻度が多くない方は紙で経費精算&現金手渡し

銀行業務

月に1回くらい一部の振込や現金引き下ろし(特に小銭)をするために行く
ついでに通帳記帳もしとく

今後の経理

すべての経費を電子マネー決済やカード貸与にすると自動で連携できる範囲が広がって、より現金を触らなくて良い未来も来そうな気はしてますが、まだちょっとコストとリスクのバランスから導入してません
ただエンジニアさんが多い環境としては「紙に書くフローがあることはそれだけでツラミ」感がありますのでここを如何に解決するかなーというのは重要だと思ってます