男性比率の多い中小企業にとってトイレ(大)の待ち行列は意外と死活問題
ピンチなときにトイレに向かったのに大が空いてない絶望…
そしていつ空くか分からない大の席を待ち続けるつらみたるや…
せめて空いた瞬間が自席から分かれば…いまトイレが空いているかが自席から分かれば…
というのをシステム導入でどうにかしてる話になります
オフィスでのトイレ数は安全衛生法の事務所衛生基準規則で定義されてます
トイレについて記載されてる箇所がこちら
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第十七条 事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。
一 男性用と女性用に区別すること。
二 男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること。
三 男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること。
四 女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者二十人以内ごとに一個以上とすること。
五 便池は、汚物が土中に浸透しない構造とすること。
六 流出する清浄な水を十分に供給する手洗い設備を設けること。
```
## まとめ
1.男女別にトイレ設置しないといけない
2.男性大便所は60人/個 以内であればOK
3.男性小便所は30人/個 以内であればOK
4.女性便所は20人/個 以内であればOK
ただ実際のところこの数だとストレスフルな状況になっていくと思います。特に大便所(男)
以下感想です
##男性が9割くらいの会社での実感
1.男女別にトイレ設置しないといけない
→SOHO的なときは守れないこともありそう…
2.男性大便所は60人/個 以内であればOK
→無理。完全にツラい…待ち行列発生&ドアノックしまくり事案…
30人/個くらいが快適なはず
3.男性小便所は30人/個 以内であればOK
→小は待ち時間が少ないのでこれくらいでもOK
4.女性便所は20人/個 以内であればOK
→(女性社員が多くないのでデータなし…)
男性が多い職場では男性トイレ大便所問題はどうしても発生しますが
トイレは簡単にオフィスに増設ができないのが難点
そこでシステム導入でカバーするようになりました
以下、運用方法
1.男子トイレ大便所の扉に”閉じ”を感知する仕組みを設置(未使用時は扉は常に開いてる)
2.検知した情報をインターネットを通じてSlackに投げる
- ドアが閉まった瞬間を検知→「満」表示に
- 空いたかは15秒に一回のポーリングで更新
- 空いているか埋まっているかが#toilet Slackチャンネルにリアルタイム表示
IoT!IoT!
なので大便器2個あるどっちかが「空」になってたらトイレに向かえば幸せが待っています
両方「空」ならさらに幸せが確約
対応困難な現実には運用で立ち向かいます
IoT!IoT!
ってのをまるっと導入してくれたエンジニアさん超すごい(今日の結論)
(ちなみにオフィスにおけるトイレのストレス要因は待ち時間と清潔さだと思ってます
50坪以上のオフィスになるとトイレ掃除もビル管理会社さんとかにお願いできるので清潔面はほぼ担保できるのですが、待ち時間はいろいろ工夫するしかないなーという思いです)